【タイ医療】タイでは身近な狂犬病・事後ワクチン接種したときの話
毎日日本のニュースをWEBで見ているなびこです。
そして目に飛び込んできたニュース、日本で数年ぶりに狂犬病患者が発見されるのニュースです。
狂犬病、、、日本国内では50年以上も発症例がなくすでに撲滅できた病気という認識ですよね。
でも予防一番なので、現在でも日本の飼い犬は狂犬病ワクチンの接種が義務付けられています。
なんで?それは狂犬病が、発症したらほぼ100%死亡する恐ろしい病気だからです。
ほぼというのは、奇跡的に生還した人がいるからです。
普通は死亡します。ここタイでも毎年狂犬病で死亡者が出ています。
タイで犬に噛まれたら、24時間以内に病院に行ってください。
このニュースで思い出したので、なびこの狂犬病事後ワクチン経験を記録しておきます。
狂犬病ワクチン・犬ネコ等に噛まれたら24時間以内にワクチン接種
狂犬病と言っても、キャリアは犬だけではありません。
犬や猫、コウモリとかいろいろな動物がウィルスを持っていることがあります。
タイやアジア等、狂犬病が撲滅されていない地域で動物に噛まれたらすぐさま病院に行きましょう。
タイの病院スタッフは狂犬病がいかに恐ろしいか分かっているので、犬に噛まれた!と言って病院にいくと救急に通されます。
早くワクチン打たないと、命に関わるのです。
ちなみになびこが病院に行ったのは、2017年の夏でした、、、可愛い野良ネコに手を出して血が出るほど噛まれたのでした。
狂犬病事後ワクチンは決められた日に数回に分けて打つ
狂犬病の予防ワクチンというのがありますが、予防ワクチンを打っていても犬に噛まれたら新たにワクチンを打つ必要があるそうです。
なびこは予防ワクチンなど打ったこともなく、初注射となりました。
そして何回かに分けて打たなくてはなりません。
ある夏の夜、可愛い野良ネコに手を出して血が出るほど噛まれてしまい、その足でトンローのカミリアン病院に駆け込みました。
受付で道のネコに噛まれたと言うと、すぐさま救急に通されました。
トンローのカミリアン病院を選んだ理由は、自宅から近いことと当時民間の医療保険に入っていなかったので日本語通訳がいる大病院は行けず、かといってローカルの病院はいろんな意味で怖いことから外国人慣れしている私立病院であるカミリアン病院が妥当かなと思ったことからでした。
<ネコに噛まれてからの時系列>
7月23日 夜ネコに噛まれる→そのままカミリアン病院へ
【1回目】狂犬病ワクチン接種:もろもろ含めて支払いは1,050バーツ。
7月26日 【2回目】狂犬病ワクチン接種:650バーツ
この日は注射のみでドクターの診察がなかったため、安かったと思われます。
がしかし、注射後30分後に全身に蕁麻疹が発生→心配になる。
7月30日 【3回目予定】注射前に、前回の注射直後に蕁麻疹が出た事を話す。
すると、もしかしてワクチンに対してアレルギーがあるかもしれないから専門のドクターの診察を受けないとワクチン接種できないと言われる。
あなたの場合アレルギーで死ぬ方が、狂犬病より死ぬ確率が高いかもと言われる。
この日カミリアン病院にアレルギー科のドクター不在のため、その足でバンコク病院へ行く。
カミリアンでの支払い:400バーツ(注射なし)
8月3日 カミリアン直後にバンコク病院行くも、夜だったのでやはりアレルギー科のドクターは不在とのこと、その場で予約を取って診察日は8月3日に決定。
アレルギー専門医監修のもと、アレルギー予防の薬を飲んだあとゆっくりワクチン接種、その後30分は待合室で待機。
【3回目】狂犬病ワクチン接種:もろもろ含めて支払いは3,247バーツ
8月24日 【4回目】2,098バーツ
10月27日 【5回目】2,023バーツ
以上5回のワクチン接種で終了しました。
ほんの1回野良ネコに手を出したばっかりに大変な目にあいました。
自分が悪いです。
もしアレルギーの問題もなくスムーズに最後までカミリアン病院でワクチン接種していれば、1回あたり650バーツで済むはずでした。
アレルギーのせいで専門医にかかる、毎回医師監修、バンコク病院という高級病院ということで高くついてしまいました。
言葉の心配もなく、単純に注射だけなら安い病院で良いと思います。
なにより、動物に噛まれないようにするのが一番なんですけどね。
可愛くても触らないようにしましょう。
野良犬の多いソイは、避けましょう。
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