【タイで働く】自分のタイ社会保険料の積立金の確認方法
今日はタイで働くすべての労働者に加入義務がある「社会保険」についてのお話です。
タイで働いたことがある人なら、必ず入ったことがあるこの社会保険は、あんまり活用されてない人が多いんじゃないかなーと思います。
というのも、無料診療出来るのはいいけど初めに決めたたった一つの指定病院のみに使えるから、しかも社会保険病院は国立病院が多く、めちゃくちゃ待たされるからとか。
知人からは、病院行くも3時間待たされても診察受けられなくて帰ったとかざらに聞きます。
私も、お腹痛くて初めて行った社会保険病院で1時間待たされたところで諦めて帰り、近所の私立病院に駆け込んだ事もあります。
というわけで緊急時の病気には役に立たないので、現地採用の日本人も自腹で民間の医療保険に入って高級病院に行けるようにしている人も多いですよね。(私もです)
しかし毎月の社会保険料750バーツ、無駄に掛け捨ててるわけではないんですよ!
タイの社会保険料は積み立てられている
タイに来たばかりの7年前は、低賃金でお金もなかったので仕方なく長時間待ちを覚悟で社会保険病院に行っていました。
しかし何年もタイに住んでるとそれでは危険という事が分かり、もうしばらくは自腹で保険に入り私立病院に行っています。
医療保険を年間10万円くらい払っています。
そうすると、毎月払っている社会保険料は無駄なのか?
実は積立金として残っているのですよ。
これは将来年金として一括受け取りなどが出来るのだそうです。
周りのタイ在住日本人の中でも、このこと知ってる人が少ないようなので記事にしてみました。
※実際年金受け取りまでにはタイで15年以上働かないといけないので、年金もらえた日本人の知り合いはいません。
なぜ月750バーツなのか?
これは皆さんご存知のとおり月収上限15000バーツまでの5%が保険料なため、日本人で15000バーツ未満で働く人はいないのでみんな750バーツですよね。
SSO(ソーシャルセキュリティオフィス)のアプリで社会保険積立金を確認
まずはスマホでSSOアプリをダウンロードしてください。
ログイン画面はこのような画面です。
初めて使う時には登録が必要なので、右下の登録っぽいところを押します。
ちなみに言語変更は出来ないので、タイ語表記でなんとなく進めます。
私はタイ人スタッフと一緒にやりました。
次に、なんとかに同意するっぽい画面になります。
タイ語で全然読めませんが、一番下までスクロールしてボックスにチェックを入れて次に進むっぽい表記を押します。
登録事項は青字で追記しました。
入力はアルファベットでOKです。
パスワードは英文字の大文字小文字数字と混ぜなくてはなりません。
次に自分の名前と苗字、生年月日を入れます。
生まれた年は西暦ではなく仏暦表記のため、事前に自分は仏暦何年生まれかを調べておきましょう。
忘れましたが、WEB検索したら計算方法が出てくると思います。
ちなみに今年は仏暦2562年ですね。
この後どうしたか忘れたのですが、登録出来たと思います。
次に、再度はじめのログイン画面に戻って自分の社会保険番号と、自分で設定したパスワードでログインしてください。
ログインできると、トップページはこんな感じです。
左上に自分の名前が出てきます。
そして青パネルのところに積立金の累計、オレンジパネルに歯医者補助の900バーツが表示されています。
社会保険に入っていると、年900バーツ歯科治療に使えるらしいですよ。
誰も教えてくれないので知りませんでした。
900バーツじゃ治療とまではいかないけど、スケーリングの足しにはなりますよね。
それにしても日系企業あちこち転職してきましたが、社会保険の使い方を説明してくれた会社は一社もありませんでした。
なんで教えてくれないんでしょうね。
何も知らない現地採用日本人がたくさん居ると思うんですよねー。
赤い矢印の項目から飛ぶと、積立金の詳細を確認することが出来ます。
ここも仏暦ですが、私の場合2555年からタイで働いているのですね。
タイで働く日本人の保険料はほぼ月750バーツだから、誰の情報見ても内容はだいたい同じなのではないでしょうか。
転職とかすると未払いの月が出たり、研修期間は支払いがない会社もあったからそんな理由で毎年の積立金にも少し差額があります。
これを見ると私の社会保険積立金は現在6万バーツ以上あるから、退職金として全額受け取れるなら結構嬉しいですね。
しかし6年勤務だから受け取れるまであと9年かぁ、、、まだタイで働くかなぁ??
15年以上タイで勤務って、どうでしょうね。知り合いにはいませんね。
というわけで、本当に退職金として積立金がすべてもらえるかは、分かりません!
転職した時には社会保険番号が同じかどうか要チェック
タイ国内で転職した場合、もちろん自分の社会保険番号は引き継がれなくてはなりませんが、人事のタイ人が慣れていなかったり知識がなかったりすると、新たに番号を振られてしまう危険もあります。
そうするとせっかく数年かけて積立られた保険料がどこかにいってしまう?かもしれないので、転職して社会保険カードをもらったら番号が同じかどうかチェックする事をおすすめします。
現に私は、6回も転職しているわけですが現在の職場のタイ人人事が日本人を雇うのに慣れていなくて、私の社会保険番号を新しく作ってしまっていました。
番号が以前と違っていることに気が付く私も、細かくて気持ち悪いですが大事なことなのでね、、、。
間違っても大丈夫、合算して以前の登録番号に戻すことが出来ました。
何年もタイで社会保険料払っている、転職を何回もしているというそんな人は、アプリで自分の積立金が正しいかどうかチェックしてみてはいかがでしょうか。
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